2月23日(火・祝)
準決勝の快勝で勢いづく城南ナインですが、決勝戦の相手は、やはり難敵宇土ブルーナインさんでした。
昨年末の合同練習試合で2回まで5-1でリードしていたのが、終わってみれば14-9の大逆転負けをくらったのを私だけちょっと思い出してました
ネガティブ過ぎました。
でも1回限りの自チーム主催記念大会の重圧監督に喜んでもらうため、保護者会が年明けから準備に奔走し、子供たちは練習を頑張ってきました。
そして、ついに優勝まであと1勝に辿り着きました
常日頃、井上監督は学童野球の先の中学、高校で活躍できる選手を育てたいので、今はあまり勝負にこだわらないでくださいと保護者に言われます。そのとおりだと思います。
でも…でも…監督すみません今日だけは勝ちたいんです
子供たちを信じます
1回表、ブルーナインの先攻で試合が始まります。絶対に先制されたくはありません。
城南クラブの先発は左腕しんのすけ。先頭打者にフルカウントから四球を選ばれ、続く2番打者には初球で送られます。ワンアウト2塁とされ、3番を迎えます。フルカウントまで行きましたが、三振を奪い、ツーアウト。続く4番をなんとかサードゴロに打ち取りチェンジです
1回裏、城南クラブの攻撃は、この大一番でやはり最も頼りになる男ろおどからです。
保護者席も固唾を飲んで見守ります。相手もエースが登板し、簡単には打たせてくれません。ポンポンとツーストライクを取られます。続く3球目…レフトへ打球が飛びます。
先頭打者ホームラン
幸先よく1点先制です
ですが、相手エースも流石です。コントロールが良く、緩急を使った投球に続く、あつと、つばさは三振に切って取られます。ツーアウトからえいたが2塁打を放ち、打席にはしんのすけ。リードは何点でも欲しい。願い届かず、相手エースの球にバットが空を切り、三振。
2回表は、しんのすけが快投三者凡退に抑えます。
2回裏、城南クラブも三者凡退。
3回表、ツーアウトから1番に四球を出すと盗塁され、ピンチを迎えます。続く2番打者の打球はセンターへ…ヒヤリとしましたがえいたがキャッチ。
3回裏、相手エースがペースを上げます。るき、ろおどを三振。続くあつともライトへヒット性の当たりでしたが、ライトゴロに倒れ、スリーアウト。
4回表、ブルーナインは3番からの好打順。ここまで四球2つのみでノーヒットピッチングのしんのすけがここも踏ん張り、3番、4番を打ち取ります。5番に四球を出し、盗塁を許し、再びピンチを迎えますが、6番を打ち取りチェンジ。守備もしんのすけを盛り立てます。
4回裏、こちらも3番からの打順。つばさのセンターへのいい当たりも相手守備の正面をつき、アウト。えいたもセカンドゴロに倒れ、ツーアウト。ここでしんのすけが四球を選びます。相手バッテリーが警戒する中、盗塁のサイン
しかし、間一髪アウト。
ここまで1-0と決勝戦らしい好試合。
でもこのまま終わるはずはないと思っていました。5回表、しんのすけが先頭打者にストレートの四球を出してしまいます。ここから百戦錬磨ブルーナインさんが揺さぶってきます。次の打者が簡単に送りバントを決め、ワンアウトランナー2塁。
そして、次の打者もまさかのバント。三塁線に転がった打球をしんのすけが掴みますが、オールセーフ。1、3塁とされてしまいます。1塁ランナーが2塁に進み、ノーアウト2,3塁とされ、1番を迎えます。ここまでノーヒットピッチングですが、この打者にストライクが入らず、四球を出し、ワンアウト満塁、絶体絶命のピンチ
ここで、ベンチが動きます。しんのすけから4年あつとにスイッチ。キャッチャーをひろとが務めます。
大ピンチからの登板となった、4年生あつと。細身のからだをお母さんの愛情あふれる増量計画により少しずつ逞しくなってきた彼にここを任せます。
しかし、誰でもこの場面はキツイしかも相手も2番打者。フルカウントからボールで、押し出しにより同点とされます。まだ同点。ここから、ここから
ワンアウト満塁の場面でバッターは3番。踏ん張れるかバッターの放った打球はライトへの打ち取った当たりのフライですが、タッチアップをされる場面です。
いままで何度もノックで練習した場面。つばさがキャッチし、カットのるきを挟み、バックホーーーーム… 送球が少し逸れ、キャッチャーが後逸
2点が入ってしまいます。練習だとなんでもない場面なんですが、やはり野球は難しいです。後続は抑えますが、ここにきて1-3で逆転を許してしまいました。
先日の交流戦ではミスの後、気持ちが切れてしまった城南ナイン。
成長したところを監督に見せるんだ
5回裏の攻撃。先頭の副キャプテンたいががヒットで出塁し、相手の送球ミスで2塁まで進みます。反撃のチャンス到来
しかし、相手エースの前にひろと、しんと、るきと凡退し、無得点に終わってしまいます。
6回表、あつとも負けてはいません。相手打線を3人で抑えて反撃を待ちます。
6回裏の攻撃。ろおどからの打順。頼みのろおども、先頭打者ホームラン以降は2打席抑えられています。さすがはブルーナインさんのエース。コントロールと緩急で保護者席から見てても、打ち難そうです。
初球ファールの後、ボール2つ。やはり、ぎりぎりのところをついてきます。ツーボールワンストライクからの4球目、やはり外角にコントロールされた球をろおどがついに捉えます… 打球は右中間真っ二つ今日2本目のホームランで1点差に詰め寄り、2-3とします。しかし、相手エースも踏ん張り、後続のあつと、つばさ、えいたが抑えられ、1点差のまま最終回へ。
さあ、7回表、0点で抑えて、最終回の攻撃に繋げたいところです。
ですが、この緊張感からか、あつとが先頭打者に四球を出してしまいます。すかさず盗塁を決められ、ノーアウト2塁のピンチ。そして、次の9番バッターがうまい送りバント…1塁に間に合いません。2塁への盗塁を決められ、ノーアウト2、3塁にピンチが広がってしまいます。
続くバッターは1番。あつとの渾身の投球を打ち返した球は、センターしんのすけのやや後方へ…なんとか捕球するのが精一杯でした。3塁ランナーのタッチアップを許し、2-4とリードを広げられてしまいます。その後あつとも2番、3番の強打者たちを抑える好投を見せ、チェンジとなります。ホントあの大ピンチからよく頑張ってくれました。
あとは運命の最終回の攻撃を残すのみ…
ここまでの展開でもう涙が出そうでしたホントよく頑張ったよと。もう十分だよと…
やっぱり、大人の悪いところでどうしても先読みしちゃいますよね
2点差で、この回は5番しんのすけからの打順。相手エースのここまでの出来からしても、3人ランナーを出して、1番ろおどまでは回らないと…
今だから言えますけど…子供たちを信じますとか言いながら、私ちょっと諦めかけてました。許してください
でも城南ナインは誰も諦めてなんかいなかったんですね。
いよいよ最終回の攻撃です
今日まだノーヒットの5番しんのすけからの打順です。
ファール、ファールで追い込まれた後の3球目、やや振り遅れ気味の打球がサード後方へ上がります。保護者席からは取りそうに見えましたが、サードわずかに届かずヒットとなり、貴重な先頭ランナーが出て、前打席ヒットの6番たいがに回ります。
すると、ここまで抜群の制球を誇っていた相手エースの制球が乱れます。
相手も同じ小学生。この回を抑えれば優勝の重圧を感じてたのかもしれません。
たいがはストレートの四球でノーアウト1,2塁。同点の走者が出ました。
ここで打席には7番ひろと。最低でもランナーを進めてほしい場面。
しかし、ひろとの打球は内野へのインフィールドフライ。
ワンアウトとなり、打席はしんとに代わり代打やまと。初球から積極的に振っていきますがファール。いいぞやまと。保護者席から祈るような気持ちで見つめます。
ですが、相手エースも踏ん張りました。結果はセカンドへのインフィールドフライ。
ついに追い込まれてしまいました
ツーアウトとなり、バッターは9番4年生るき。ここまでは快音なし。
ボールが先行しますが、フルカウントに持ち込まれ、泣いても笑ってもあと1球で勝負が決まります。各ランナーに投げたらゴーの指示が飛びます。
そして、フルカウントからの6球目…快音と共にセンター方向にライナーが飛び、テレビのスローモーションのような状況…果たして……センター前に打球が落ち、今日1番の大歓声が上がります。この場面でよく打ったよ、るき
なんとなんと、まさかまさか、ろおどまで回りました。奇跡というと子供たちに失礼ですが、信じられない気持ちでした。こんなことがあるんだと…
みんなで繋いで回したキャプテンろおどの打席。今日もここまで2発で全打点を挙げているのは彼です。これで仮に打ち取られても誰一人文句を言うものはいません。
さあ、今度はこちらが相手を追い詰めました
ここまで2本塁打のろおどに対し、外野守備は豆粒に見えるくらい下がった極端な守備位置を敷きます。頭の上を超すのはほぼ不可能でしょう。
相手エースも最後の正念場。ろおどに対して真っ向勝負です。
1球目。コーナー一杯、高さも低めにコントロールされた球が決まります。
ろおども落ち着いて見逃します。
全ての視線が彼に注がれていた、次の2球目でした。
振り抜いたバットから放たれた打球は、これまでの本塁打よりも低い弾道でレフトへ飛びました…
抜けてくれ~っ相手レフトも打球に反応し、落下点へ向かいます…ベンチ、保護者席も悲鳴のような声援…
わずかにグラブは届かず……
逆転満塁サヨナラホームラン
決勝戦全6打点を全てキャプテンろおどが叩き出し、奇跡が起きました
本当に凄いヤツです
でも主役はろおどでしたが、ここまでの展開は城南ナインみんなで作り出したものです。野球は一人ではできない。やっぱりみんなの奇跡、勝利です
こんな光景を見せてくれて、みんなホントにありがとう
本大会は無事、閉幕することができました。
最後に本大会にご参加頂きましたチームの皆様、応援頂いたOBやそのご家族の方々、城南クラブ関係者とそのご家族に心より御礼申し上げます。
優勝 城南クラブ
準優勝 宇土ブルーナイン
第3位 八代ジュニアスターズ
井上和明監督が野越団地の七夕の短冊のお願いを見て、子供たちの願いを叶える形で始まった城南クラブは創立20周年を昨年迎えました。
当初は祝賀会等を保護者会にて計画していましたが、このご時世となり、開催が困難になりました。
なんとか創立20周年を祝うことができないかと、今回このような記念大会を計画させて頂きました。
参加頂くチームの皆様、本当にありがとうございます。
保護者会にて精一杯運営させて頂きますので、どうか楽しんでください。
また、参加チームでない方も、城南クラブにゆかりのある方々、是非、井上監督に会場まで会いに来てくださいきっと喜ばれますよ
準決勝の快勝で勢いづく城南ナインですが、決勝戦の相手は、やはり難敵宇土ブルーナインさんでした。
昨年末の合同練習試合で2回まで5-1でリードしていたのが、終わってみれば14-9の大逆転負けをくらったのを私だけちょっと思い出してました
ネガティブ過ぎました。
でも1回限りの自チーム主催記念大会の重圧監督に喜んでもらうため、保護者会が年明けから準備に奔走し、子供たちは練習を頑張ってきました。
そして、ついに優勝まであと1勝に辿り着きました
常日頃、井上監督は学童野球の先の中学、高校で活躍できる選手を育てたいので、今はあまり勝負にこだわらないでくださいと保護者に言われます。そのとおりだと思います。
でも…でも…監督すみません今日だけは勝ちたいんです
子供たちを信じます
1回表、ブルーナインの先攻で試合が始まります。絶対に先制されたくはありません。
城南クラブの先発は左腕しんのすけ。先頭打者にフルカウントから四球を選ばれ、続く2番打者には初球で送られます。ワンアウト2塁とされ、3番を迎えます。フルカウントまで行きましたが、三振を奪い、ツーアウト。続く4番をなんとかサードゴロに打ち取りチェンジです
1回裏、城南クラブの攻撃は、この大一番でやはり最も頼りになる男ろおどからです。
保護者席も固唾を飲んで見守ります。相手もエースが登板し、簡単には打たせてくれません。ポンポンとツーストライクを取られます。続く3球目…レフトへ打球が飛びます。
先頭打者ホームラン
幸先よく1点先制です
ですが、相手エースも流石です。コントロールが良く、緩急を使った投球に続く、あつと、つばさは三振に切って取られます。ツーアウトからえいたが2塁打を放ち、打席にはしんのすけ。リードは何点でも欲しい。願い届かず、相手エースの球にバットが空を切り、三振。
2回表は、しんのすけが快投三者凡退に抑えます。
2回裏、城南クラブも三者凡退。
3回表、ツーアウトから1番に四球を出すと盗塁され、ピンチを迎えます。続く2番打者の打球はセンターへ…ヒヤリとしましたがえいたがキャッチ。
3回裏、相手エースがペースを上げます。るき、ろおどを三振。続くあつともライトへヒット性の当たりでしたが、ライトゴロに倒れ、スリーアウト。
4回表、ブルーナインは3番からの好打順。ここまで四球2つのみでノーヒットピッチングのしんのすけがここも踏ん張り、3番、4番を打ち取ります。5番に四球を出し、盗塁を許し、再びピンチを迎えますが、6番を打ち取りチェンジ。守備もしんのすけを盛り立てます。
4回裏、こちらも3番からの打順。つばさのセンターへのいい当たりも相手守備の正面をつき、アウト。えいたもセカンドゴロに倒れ、ツーアウト。ここでしんのすけが四球を選びます。相手バッテリーが警戒する中、盗塁のサイン
しかし、間一髪アウト。
ここまで1-0と決勝戦らしい好試合。
でもこのまま終わるはずはないと思っていました。5回表、しんのすけが先頭打者にストレートの四球を出してしまいます。ここから百戦錬磨ブルーナインさんが揺さぶってきます。次の打者が簡単に送りバントを決め、ワンアウトランナー2塁。
そして、次の打者もまさかのバント。三塁線に転がった打球をしんのすけが掴みますが、オールセーフ。1、3塁とされてしまいます。1塁ランナーが2塁に進み、ノーアウト2,3塁とされ、1番を迎えます。ここまでノーヒットピッチングですが、この打者にストライクが入らず、四球を出し、ワンアウト満塁、絶体絶命のピンチ
ここで、ベンチが動きます。しんのすけから4年あつとにスイッチ。キャッチャーをひろとが務めます。
大ピンチからの登板となった、4年生あつと。細身のからだをお母さんの愛情あふれる増量計画により少しずつ逞しくなってきた彼にここを任せます。
しかし、誰でもこの場面はキツイしかも相手も2番打者。フルカウントからボールで、押し出しにより同点とされます。まだ同点。ここから、ここから
ワンアウト満塁の場面でバッターは3番。踏ん張れるかバッターの放った打球はライトへの打ち取った当たりのフライですが、タッチアップをされる場面です。
いままで何度もノックで練習した場面。つばさがキャッチし、カットのるきを挟み、バックホーーーーム… 送球が少し逸れ、キャッチャーが後逸
2点が入ってしまいます。練習だとなんでもない場面なんですが、やはり野球は難しいです。後続は抑えますが、ここにきて1-3で逆転を許してしまいました。
先日の交流戦ではミスの後、気持ちが切れてしまった城南ナイン。
成長したところを監督に見せるんだ
5回裏の攻撃。先頭の副キャプテンたいががヒットで出塁し、相手の送球ミスで2塁まで進みます。反撃のチャンス到来
しかし、相手エースの前にひろと、しんと、るきと凡退し、無得点に終わってしまいます。
6回表、あつとも負けてはいません。相手打線を3人で抑えて反撃を待ちます。
6回裏の攻撃。ろおどからの打順。頼みのろおども、先頭打者ホームラン以降は2打席抑えられています。さすがはブルーナインさんのエース。コントロールと緩急で保護者席から見てても、打ち難そうです。
初球ファールの後、ボール2つ。やはり、ぎりぎりのところをついてきます。ツーボールワンストライクからの4球目、やはり外角にコントロールされた球をろおどがついに捉えます… 打球は右中間真っ二つ今日2本目のホームランで1点差に詰め寄り、2-3とします。しかし、相手エースも踏ん張り、後続のあつと、つばさ、えいたが抑えられ、1点差のまま最終回へ。
さあ、7回表、0点で抑えて、最終回の攻撃に繋げたいところです。
ですが、この緊張感からか、あつとが先頭打者に四球を出してしまいます。すかさず盗塁を決められ、ノーアウト2塁のピンチ。そして、次の9番バッターがうまい送りバント…1塁に間に合いません。2塁への盗塁を決められ、ノーアウト2、3塁にピンチが広がってしまいます。
続くバッターは1番。あつとの渾身の投球を打ち返した球は、センターしんのすけのやや後方へ…なんとか捕球するのが精一杯でした。3塁ランナーのタッチアップを許し、2-4とリードを広げられてしまいます。その後あつとも2番、3番の強打者たちを抑える好投を見せ、チェンジとなります。ホントあの大ピンチからよく頑張ってくれました。
あとは運命の最終回の攻撃を残すのみ…
ここまでの展開でもう涙が出そうでしたホントよく頑張ったよと。もう十分だよと…
やっぱり、大人の悪いところでどうしても先読みしちゃいますよね
2点差で、この回は5番しんのすけからの打順。相手エースのここまでの出来からしても、3人ランナーを出して、1番ろおどまでは回らないと…
今だから言えますけど…子供たちを信じますとか言いながら、私ちょっと諦めかけてました。許してください
でも城南ナインは誰も諦めてなんかいなかったんですね。
いよいよ最終回の攻撃です
今日まだノーヒットの5番しんのすけからの打順です。
ファール、ファールで追い込まれた後の3球目、やや振り遅れ気味の打球がサード後方へ上がります。保護者席からは取りそうに見えましたが、サードわずかに届かずヒットとなり、貴重な先頭ランナーが出て、前打席ヒットの6番たいがに回ります。
すると、ここまで抜群の制球を誇っていた相手エースの制球が乱れます。
相手も同じ小学生。この回を抑えれば優勝の重圧を感じてたのかもしれません。
たいがはストレートの四球でノーアウト1,2塁。同点の走者が出ました。
ここで打席には7番ひろと。最低でもランナーを進めてほしい場面。
しかし、ひろとの打球は内野へのインフィールドフライ。
ワンアウトとなり、打席はしんとに代わり代打やまと。初球から積極的に振っていきますがファール。いいぞやまと。保護者席から祈るような気持ちで見つめます。
ですが、相手エースも踏ん張りました。結果はセカンドへのインフィールドフライ。
ついに追い込まれてしまいました
ツーアウトとなり、バッターは9番4年生るき。ここまでは快音なし。
ボールが先行しますが、フルカウントに持ち込まれ、泣いても笑ってもあと1球で勝負が決まります。各ランナーに投げたらゴーの指示が飛びます。
そして、フルカウントからの6球目…快音と共にセンター方向にライナーが飛び、テレビのスローモーションのような状況…果たして……センター前に打球が落ち、今日1番の大歓声が上がります。この場面でよく打ったよ、るき
なんとなんと、まさかまさか、ろおどまで回りました。奇跡というと子供たちに失礼ですが、信じられない気持ちでした。こんなことがあるんだと…
みんなで繋いで回したキャプテンろおどの打席。今日もここまで2発で全打点を挙げているのは彼です。これで仮に打ち取られても誰一人文句を言うものはいません。
さあ、今度はこちらが相手を追い詰めました
ここまで2本塁打のろおどに対し、外野守備は豆粒に見えるくらい下がった極端な守備位置を敷きます。頭の上を超すのはほぼ不可能でしょう。
相手エースも最後の正念場。ろおどに対して真っ向勝負です。
1球目。コーナー一杯、高さも低めにコントロールされた球が決まります。
ろおども落ち着いて見逃します。
全ての視線が彼に注がれていた、次の2球目でした。
振り抜いたバットから放たれた打球は、これまでの本塁打よりも低い弾道でレフトへ飛びました…
抜けてくれ~っ相手レフトも打球に反応し、落下点へ向かいます…ベンチ、保護者席も悲鳴のような声援…
わずかにグラブは届かず……
逆転満塁サヨナラホームラン
決勝戦全6打点を全てキャプテンろおどが叩き出し、奇跡が起きました
本当に凄いヤツです
でも主役はろおどでしたが、ここまでの展開は城南ナインみんなで作り出したものです。野球は一人ではできない。やっぱりみんなの奇跡、勝利です
こんな光景を見せてくれて、みんなホントにありがとう
本大会は無事、閉幕することができました。
最後に本大会にご参加頂きましたチームの皆様、応援頂いたOBやそのご家族の方々、城南クラブ関係者とそのご家族に心より御礼申し上げます。
優勝 城南クラブ
準優勝 宇土ブルーナイン
第3位 八代ジュニアスターズ
井上和明監督が野越団地の七夕の短冊のお願いを見て、子供たちの願いを叶える形で始まった城南クラブは創立20周年を昨年迎えました。
当初は祝賀会等を保護者会にて計画していましたが、このご時世となり、開催が困難になりました。
なんとか創立20周年を祝うことができないかと、今回このような記念大会を計画させて頂きました。
参加頂くチームの皆様、本当にありがとうございます。
保護者会にて精一杯運営させて頂きますので、どうか楽しんでください。
また、参加チームでない方も、城南クラブにゆかりのある方々、是非、井上監督に会場まで会いに来てくださいきっと喜ばれますよ
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